llama.cppプロジェクトは、マルチバックエンド環境で大規模なMixture of Experts (MoE) モデルを読み込む際の安定性問題を解消するバージョンb10247をリリースしました。このアップデートでは、バックエンドスケジューラの固定サイズ配列を動的に割り当てられたバッファに置き換え、30以上の入力テンソルを超えるグラフ分割に対応しています。

  • グラフ分割入力の固定最大値GGML_SCHED_MAX_SPLIT_INPUTSを動的割り当てに置き換えました。
  • Gemma 4、Qwen MoE、Mixtral、DeepSeekなどの広大なMoEモデルの読み込み時のクラッシュを修正しました。
  • graph_sizeの計算を更新し、固定定数ではなく実際の入力数を使用するようにしました。
  • macOS (Apple Silicon/Intel)、Linux (CPU/Vulkan/ROCm/OpenVINO/SYCL)、Windows (CPU/CUDA/Vulkan/OpenVINO/SYCL/HIP)、Android、iOS向けのバイナリを提供しています。

この変更により、ユーザーは複数のバックエンドデバイスを持つシステムでスケジューラ関連のクラッシュに遭遇することなく、複雑なMoEアーキテクチャを実行できるようになりました。