Moonshot AIは、2.8兆パラメータとネイティブなマルチモーダル入力を備えたフロンティアクラスのオープンウェイトモデル「Kimi K3」をリリースした。本モデルは、長いコンテキストでの高速なデコーディングを実現するKimi Delta Attention(KDA)を搭載し、長期のエージェント型コーディングワークフローに対応している。

  • Kimi K3はLatentMoEを採用しており、896個のエクスパートのうち16個が活性化され、百万トークンのコンテキストで最大6.3倍の高速デコーディングを実現する。
  • Frontend Code Arenaで76%のペアワイズ勝率を記録し1位となり、AA Intelligence Indexでは57点を獲得した。
  • Artificial Analysisによると、K2.6と比較して出力トークンが21%削減され、タスクあたりの平均コストは0.94ドルとなっている。
  • オープンウェイト版は2026年7月27日に公開予定で、vLLMはKDAのプレフィックスキャッシングに対して当日サポートを追加する。

今回のリリースは、トップクラスのクローズドモデルと競合するパフォーマンスを提供しつつ、コストと効率性の優位性をもたらす、重要なオープンモデルのマイルストーンとして捉えられている。